理工学部では,社会の要請をとらえ,理工学部の特色を活かして,人類社会の発展と福祉に資する先端的研究を育み,あわせて教員相互の有機的なネットワークを構築して組織的な研究活動を活性化するとともに,理工学部の戦略的研究を育成することを目的として理工学部研究会を設置しています。
令和元年度は下記の研究会が設置され,活動を行っています
地域のコミュニテイは、人口減少・少子高齢化などの問題を抱え、今後の維持に向けた大きな転換期を迎えつつある。また、これは我が国だけでなく、韓国、中国、タイなどのアジア諸国、ドイツ、フランスなどの欧米諸国に共通する課題になりつつある。そのような中で、地域のコミュニティ空間を魅力あるものに維持することは、観光や地場産業などの新旧産業を盛り立て、地域に根ざしたまちづくりを行っていく上でも必要なことである。かかる観点から、本研究会では、地域に根ざしたコミュニティの計画デザイン手法を実践的に明らかにしていくことを目的とする。
理工学部機械工学部門の強みおよび実績を基に、実習工場を拠点に機械工学部門の関連教員と理工学部技術部機械部門の職員が連携して、「ものづくり」の分野で「地域への貢献」「共同研究の推進」および、その役割を担う組織の構築・強化を目的とする。
膝関節は、人間の体の中でもっとも複雑かつ最大の関節である。この関節の病気の一例に、変形性膝関節症がある。変形性膝関節症の検査方法は、X線やMRIなどを用いることが一般的である。しかし、これらの検査は、外部から大きなエネルギーを与える必要があること、検査機器が大きくなること、導入コストが高くなることが課題となっている。そこで、膝関節シミュレータを開発・考案し、得られたパラメータを変形性膝関節症の状態の評価に適用する。