佐賀大学理工学部

コンテンツ

学部・研究科の紹介

学部長メッセージ


理工学部長  豊田 一彦

 2019年10月より理工学部長を務めることになりました、豊田でございます。
 佐賀大学理工学部は、ステークホルダーの皆様から頼りにされる存在になることを基本理念として活動を行っています。

高校生・受験生の皆様へ

 佐賀大学理工学部は、本年4月にこれまでの7学科を理工学科1学科12コースに再編するとともに、特別入試(推薦入試、AO入試)による選抜枠を大きく広げました。今回の組織再編の基本的な考え方は、産業構造や生活環境のグローバル化、科学技術の細分化・複合化・短命化およびAIや情報関連技術の急速な進展に代表されるような社会構造の大きな変化が起こっている現代社会と未来において、その変化に柔軟に対応できる幅広い教養と理工学基礎力を土台として、複眼的視点・俯瞰的視野から社会の広い分野で活躍できる理工学の基盤的分野を中心とした科学・技術の専門的素養をもつ人材を養成しようとするものです。

 これを実現するために、図に示したように、新1年生は、まず前学期に数学や理科などの理工学の基礎となる科目について全員同じ科目を受講します。分野の好き嫌いによる得手・不得手をなくすために、個人個人のレベルに合わせた教育を行い、苦手科目の克服を図ります。また、第4の科学ともいわれるデータサイエンスについて学び、これからのデータ活用社会に対応できる能力を身につけます。後学期では数学・化学・物理学の3つのコース類に分かれ、2年次の専門コース配属に向けて、大学の授業を受ける中で自分の将来を考えながら、本当に得意な分野・学びたい分野を決めてもらいます。2年次では12の専門コースに分かれ、専門分野の基礎および研究手法を学びます。4年次には大学における学修の総まとめとして卒業研究を行い、卒業後、就職または大学院へと進みます。佐賀大学で皆さんの夢を見つけてください。

 大学院は、これまでの工学系研究科博士前期課程8専攻を再編し、大学院理工学研究科理工学専攻(1専攻10コース)としました。1専攻にすることで専門分野の枠を越えた連携を行い、高度な知識・技術を身につけて社会で活躍できる人材を養成します。


図 理工学科の専門分野およびコース

在学生・保護者の皆様へ

 2年次以上の学生には、入学時にお約束したカリキュラムでこれまで通りの教育研究を行います。お陰様で、卒業生の就職状況も非常に好調であり、就職先の企業からは佐賀大学生は非常に素直で優秀であるとの評判を頂いております。在学生の皆さんは、社会の要望に応えられるよう、日々の努力を怠らずしっかりと成長して佐賀大学を卒業してください。また、保護者の皆様におかれましては、大学を信頼していただき、今後ともご支援を賜れれば幸いです。

地域社会の皆様へ

 佐賀大学理工学部は、地域の皆様からも頼りにされる存在でありたいと願っております。公開講座や授業開放などにより、地域の皆様のご要望にも応えていきたいと考えております。

産業界の皆様へ

 佐賀大学理工学部は、数理、物理学、化学、情報、機械工学、電気電子工学、都市工学の理工学の広い分野をカバーする教育研究を実施しています。産業界の期待に応えられるような研究成果を生み出し、産業界と積極的に共同研究や受託研究を進めていきたいと考えております。また、人工知能などが登場する世の中になりましたが、やはり「人」がこれからも日本を背負っていくことになりますので、今後とも産業界で活躍できる科学者・技術者を養成してまいります。

理工学部長
豊田 一彦

佐賀大学理工学分野沿革

理工学部の理念

養成する人材像

  • 産業構造の変化に柔軟に適応できる幅広い教養と理工学基礎力を土台として、複眼的視点・俯瞰的視野から社会の広い分野で活躍できる科学・技術の専門的素養を持つ人材を養成します。

教育課程の基本的な考え方

  • 理工学部理工学科では、学生に自律的に学ぶ姿勢、原理・原則を理解する力、アイデア創出能力、問題発見能力、課題設定能力、構想力、モデル化能力、課題解決・遂行能力を身に付けさせ、産業構造の変化に柔軟に適応できる幅広い教養と理工学基礎力を土台として、複眼的視点・俯瞰的視野から社会の広い分野で活躍できる科学・技術の専門的素養を持つ人材を養成するために、1学科12コースによる教育プログラムを提供します。

教育課程の特色

  • 学部共通基礎科目や学部共通専門科目を配置し、段階的に専門分野を絞っていく仕組みにより、数学、物理、化学、生物といった基礎学問や情報セキュリティや知財、研究者倫理・技術者倫理といった理工学基礎力を身に付けさせ、展開力・理工学基礎力を強化し、広範な分野と理工学の融合を実現できる能力を養います。これにより、将来の産業構造の変化にも柔軟に対応できる能力を修得させます。
  • 情報・データサイエンス関連科目を配置し、情報科学技術教育を強化します。さらに、分野別情報教育により分野や個人の能力に応じた情報関連スキルの向上を図ります。これにより、第4の科学と呼ばれるデータサイエンスに基づいた考え方を身に付けさせ、ビッグデータ時代の研究者・技術者としての能力を修得させます。
  • インターンシップ、サブフィールドPBL、インターフェース科目により社会と繋がる理工学教育を実施し、産業界との積極的な連携・交流を図り、学生が工学を学ぶ目的意識を醸成するとともに、幅広い知識と複眼的視点・俯瞰的視野を養います。これにより、産業界が期待するスキルや知識を修得させます。
  • 3年次、4年次学生に自由科目として大学院科目の先行履修を認め、大学院入学後に単位として認定します。これにより、大学院で時間的余裕が生じ、海外インターンシップ等の受講が容易となります。このように学年構成を柔軟化することで、大学院教育への円滑な接続が実現でき、養成する人材像や分野の特性に合った教育を実施します。
  • 教育組織と教員組織の分離および理学・情報・材料・機械・電気・社会基盤の主な理工学分野をカバーする1学科12コース構成の柔軟な教育組織の運用により、産業構造の変化を踏まえた組織構造の転換が可能になり、学生は社会のニーズに応じた幅広い分野の知識と深い専門知識の修得が可能になります。

理工学科コース紹介

理工学研究科の理念

養成する人材像

  • 理学及び工学の専門分野における知識と技術に、分野の枠を越えた知識及び考え方を取り入れた、創造性豊かな優れた研究者や技術者等の高度な人材を養成する。

理工学研究科の特色

  • 理工学研究科を理工学専攻の一専攻とし、専門分野ごとのコース制を採ることで、教育実施体制を柔軟に構築し、さらに、教育や研究指導において専門分野間の連携を容易に図ることができる環境を作り、コース内で専門分野についての高度な知識や技術を身に付けると同時に、専門分野の枠を越えた内容を自らのキャリアデザインに基づき自主的に学ぶことができる。
  • 理工学研究科、先進健康科学研究科と農学研究科が協力して教育を実施することで、異分野の知識や考え方を含んだ、分野の枠を越えた視点や実践力を身に付けることができる。

教育課程編成の特色

  • 産業や社会の急激な構造変革に対応できるように、専門分野の枠を越えた内容として、先進健康科学研究科と農学研究科との協力の下に、様々な専門分野の学生が合同で行うプレゼンテーションやディスカッション、異分野の学生が協力して課題に取り組むPBL、専門分野外の科目の履修を通じて、複眼的視点を身に付ける。
  • 技術者や研究者に共通で近年必須とされている、研究・職業倫理、情報セキュリティ、データサイエンス、知的財産に関する教育を全学生に必修で行う。

理工学研究科コース紹介

工学系研究科博士後期課程

技術部

理工学部学生国際交流活動組織 STEPs

理工学部研究会

↑ Page Top