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理工学部の特色

理工学部の特色

理工学部は、設置時から理学と工学の融合をテーマとしてきました。地球上の生き物や環境と共生し、新たな希望に満ちた未来を創造していくには、双方の領域で自在に思考できる「知」が必要不可欠です。理学で原理を学び、工学で応用を学び、「知」のハーモニーの中から次の世界を生み出す「人」が育ちます。
本学部は、12コースにおいて21世紀の高度科学技術時代に活躍できる人材の育成と、知的創造を目指して教育研究を行っています。理学と工学が同一学部にあるという特色を最大限に発揮し、科学と技術の融合による基礎科学とハイテクノロジーの推進を旗印に、ユニークな教育と研究に意欲的に取り組んでおり、まさに時代の要請に応えることのできる体制と言えるでしょう。

理工学部の特徴

本学部独自の教育プログラム

 学生に自律的に学ぶ姿勢、原理・原則を理解する力、アイデア創出能力、問題発見能力、課題設定能力、構想力、モデル化能力、課題解決・遂行能力を身に付けさせ、産業構造の変化に柔軟に適応できる幅広い教養と理工学基礎力を土台として、複眼的視点・俯瞰的視野から社会の広い分野で活躍できる科学・技術の専門的素養を持つ人材を養成するために、1学科12コースによる教育プログラムを提供しています。

段階的レイトスペシャライゼーションによる展開力・理工学基礎力の強化

 学部共通基礎科目や学部共通専門科目を配置し、段階的に専門分野を絞っていく仕組みにより、数学、物理、化学、生物といった基礎学問や情報セキュリティや知財、研究者倫理・技術者倫理といった理工学基礎力を身に付けさせ、展開力・理工学基礎力を強化し、広範な分野と理工学の融合を実現できる能力を養います。これにより、将来の産業構造の変化にも柔軟に対応できる能力を修得させます。
具体的には、1年次後学期から3つの「コース類」に配属し、2年次前学期から12の「コース」に配属する「段階的レイトスペシャライゼーション」により、大学入学後に幅広い分野の大学教育に触れながら自らの適性や関心などに基づき将来を意識したコースの選択ができる仕組みをとっています。なお、学校推薦型選抜I、総合型選抜I、総合型選抜IIの特別入試により入学する場合は、入学願書提出時に所属する分野を選択できます。

情報・データサイエンス関連教育の強化

 情報・データサイエンス関連科目を配置し、情報科学技術教育を強化します。さらに、分野別情報教育により分野や個人の能力に応じた情報関連スキルの向上を図ります。これにより、第4の科学と呼ばれるデータサイエンスに基づいた考え方を身に付けさせ、ビッグデータ時代の研究者・技術者としての能力を修得させます。

理工学科の専門分野およびコース

理工学科の専門分野およびコース



理工学科各コースの特色はこちらから。

入学後のコース類およびコースへの配属について

理工学部理工学科では、入学願書提出時に希望のコースを選択するのではなく、大学入学後に幅広い分野の大学教育に触れながら 自らが気づいた適性や関心などに基づき、1年次後学期からコース類に配属し、さらに2年次前学期から各コースに配属します。この ようにすることで、大学入学後に幅広い分野の大学教育に触れながら自らの適性や関心などに基づき卒業後の将来を意識したコースを 選択することができます。各コースの教育研究内容については、1年次前学期の授業「理工概論」で紹介があります。

1年次後学期のコース類および2年次前学期のコースへは、本人の希望と大学での成績をもとに配属します。コースの希望は、所属しているコース類にあるコースを選択することが望まれますが、自分の適性に合わないと判断した場合などは、所属コース類以外のコースへの進級を志願することも可能です。

学校推薦型選抜I、総合型選抜I、総合型選抜IIの特別入試に合格して入学した学生(以下、特別入試入学者)は入学時点で所属する分野が既に決まっていますので、一般入試に合格して入学した学生(以下、一般入試入学者)と配属方法が異なります。

以下に配属方法の概要を記します。詳細は、理工学部の履修の手引きをご参照ください。

1)コース類への配属について

A. 特別入試入学者
・入学時点で既に決まっている各自の分野が属するコース類に配属します。

B. 一般入試入学者
・1 年次前学期の学期末に、コース類の配属希望調査を行います。
・配属は本人の希望にもとづき行いますが、各コース類の配属目安人数を超えた場合は成績順となります。

2)コースへの配属について

A. 特別入試入学者
・数理分野、物理分野に属する学生は、それぞれ数理サイエンスコース、物理学コースに配属します。
・化学分野に属する学生は入学時に決められたコースに配属します。
・情報分野、機械工学分野、電気電子工学分野、都市工学分野に属する学生は、本人の希望と1年次の成績にもとづき分野内の各コースに配属します。
・入学時点で既に決まっている各自の分野が属するコース類に配属します。

B. 一般入試入学者
・1 年次後学期の学期末に、コースの配属希望調査を行います。
・本人の希望と1年次の成績にもとづき各コースに配属します。なお、所属するコース類にあるコースへの進学希望に対する優先権は設けていません。

コースへの配属状況について

過去2年間のコース配属結果を以下に示します。
第1希望で配属される学生は約60%、第2希望まで含めると70~80%程度、第3希望まで含めると約90%、第4希望まで含めると約94%となっています。
現在の12コースのうち10コースは、2018年度までの5学科が2コースに分かれて設置されていることから、多くの学生は旧学科に相当する類似の専門分野ごとに、例えば、情報系2コースを第1・2希望、続いて電気電子系2コースを第3・4希望のような順で希望を提出しています。したがって、希望の専門分野として捉えると、9割程度の学生は第2希望までの専門分野に配属されていると考えられます。

コース配属結果

一般入試入学者へのコース配属に関するアンケート結果について

カリキュラムの変更に伴う新しい入試形態に関する追跡調査の一環として、新しい入試形態の初年度である2019年度入学生に対してアンケート調査を実施しました。以下に、一般入試入学者に対するアンケート結果を示します。
一般入試入学者の回答数は210名であり、一般入試入学者の約半数が回答しています。

1. 理工学科一括で合格者が決まる入試をどのように思いますか。

理工学科一括で合格者が決まる入試をどのように思いますか


約6割の学生が一括合格の制度を支持。コース毎の選抜を希望する学生は約2割。







2. 入試出願時のコースの希望状況を教えてください。

入試出願時のコースの希望状況を教えてください


6割以上の学生は出願時点でコースを決めていない。







3. 「コース」を決めた時期を教えてください。

「コース」を決めた時期を教えてください


約半数が入学後にコースを決定。1割程度が入学後に希望コースを変更している。








4. 「コース」の配属方法は公平であると思いますか。

「コース」の配属方法は公平であると思いますか


約6割が肯定的回答。否定的な回答は約1割。










5. 配属された「コース」に満足していますか。

配属された「コース」に満足していますか



7割以上の学生が満足。不満と答えた学生は1割未満。










6. 大学の学修を通じて自分が成長できましたか。

大学の学修を通じて自分が成長できましたか




約9割の学生が成長できたと回答。