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理工学部の特色

理工学部の特色

理工学部は、設置時から理学と工学の融合をテーマとしてきました。地球上の生き物や環境と共生し、新たな希望に満ちた未来を創造していくには、双方の領域で自在に思考できる「知」が必要不可欠です。理学で原理を学び、工学で応用を学び、「知」のハーモニーの中から次の世界を生み出す「人」が育ちます。
本学部は、2026年度より9コース体制とし、21世紀の高度科学技術時代に活躍できる人材の育成と、知的創造を目指して教育研究を行っています。理学と工学が同一学部にあるという特色を最大限に発揮し、科学と技術の融合による基礎科学とハイテクノロジーの推進を旗印に、ユニークな教育と研究に意欲的に取り組んでおり、まさに時代の要請に応えることのできる体制と言えるでしょう。

理工学部の特徴

本学部独自の教育プログラム

 学生に自律的に学ぶ姿勢、原理・原則を理解する力、アイデア創出能力、問題発見能力、課題設定能力、構想力、モデル化能力、課題解決・遂行能力を身に付けさせ、産業構造の変化に柔軟に適応できる幅広い教養と理工学基礎力を土台として、複眼的視点・俯瞰的視野から社会の広い分野で活躍できる科学・技術の専門的素養を持つ人材を養成するために、1学科複数コースによる教育プログラムを提供しています。

1年次前期にさまざまな入門科目を学び自分の「やりたいこと」に向き合える

 学部共通科目を配置し、数学、物理、化学、生物といった基礎学問や情報セキュリティや知財、研究者倫理・技術者倫理といった理工学基礎力を身に付けさせ、展開力・理工学基礎力を強化し、広範な分野と理工学の融合を実現できる能力を養います。これにより、将来の産業構造の変化にも柔軟に対応できる能力を修得させます。
具体的には、1年次前期に、理工教育の要である数学、物理、化学、生物、データサイエンスなどを学び、基礎力を強化。さらに、「学科一括枠」で入学した場合、9つの専門コースの教育研究内容に少しずつ触れることで、「自分が何をやりたいのか」考える時間を持つことができます。自分自身の希望とじっくりと向き合い、1年次後期のコース選択に臨めるのが佐賀大学理工学部の特徴のひとつです。

数理・データサイエンス・AIの実践的教育の強化

 理工学部では、社会が求めるDX(デジタルトランスフォーメーション)人材の育成を目的として、数理・データサイエンス・AI(人工知能)教育プログラムを実施しています。 本プログラムは、2023年8月に文部科学省より「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)」として認定され、さらに2024年8月には内容の充実が評価され、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)プラス」に選定されました。 本教育プログラムでは、数理・データサイエンス・AIに関する基礎的能力の習得にとどまらず、得られた知識や技術を自身の専門分野や関連分野に応用し、実社会における多様な課題解決や新たな価値創造に貢献できる人材の育成を目指しています。 また、エキスパートレベルへの発展を見据え、実践的なAI実習や地元企業との連携による科目の開講、インターンシップの実施など、理論と実践を融合した多様な教育プログラムを提供しています。

半導体の魅力や将来性を学ぶ「半導体概論」の開講

 半導体は、AI(人工知能)・5G(第五世代移動通信システム)・自動運転・ロボティクス・DX(デジタルトランスフォーメーション)・ビッグデータ・スマートシティなどを活用した持続可能な社会を創造するために重要な基盤です。理工学部では全分野の学生を対象に学部共通科目(導入科目)として「半導体概論」を開講しています。「九州半導体人材育成等コンソーシアム」や「さが半導体フォーラム」、「九州半導体・デジタルイノベーション協議会(SIIQ)」と連携し、第一線で活躍されている方々に講師として登壇いただき、半導体の魅力や将来性を学ぶことができます。

理工学科の専門分野およびコース(2026(令和8)年度以降)

理工学科の専門分野およびコース



理工学科各コースの紹介は「佐賀大学 大学案内 2026」にてご覧いただけます。

「学科一括枠」入学者のコース配属について(2026(令和8)年度以降)

理工学部理工学科では、一般選抜(前期日程・後期日程)において、分野を指定せずに入学できる「学科一括枠」 を実施します。「学科一括枠」で入学した学生は、大学入学後に幅広い分野の教育に触れながら、自らの適性や関心などに基づき、1年次後学期から各コースに配属されます。これにより、入学後に自らの将来を意識しつつ、適性や興味に基づいたコース選択を行うことが可能となります。なお、各コースの教育・研究内容については、1年次前学期に紹介が行われます。

1年次後学期のコース配属は、本人の希望と大学での成績をもとに行われます。また、各コースへの配属目安人数が定められており、募集要項に記載しています。

学校推薦型選抜I、総合型選抜I、総合型選抜IIの特別入試に合格して入学した学生、ならびに、一般選抜(前期日程・後期日程)において「分野別入試」で合格して入学した学生は、入学時点で所属する分野が既に決まっていますので、1年次後学期に分野内のコースに配属されます。