概 要

佐賀大学 理工学部の概要について

概要

学部長メッセージ

理工学部長の佐藤でございます。
佐賀大学理工学部は、大学に関わるすべての皆様から頼りにされる存在になることを基本理念として教育研究活動を行っています。

理工学部長/佐藤 和也
理工学部長
佐藤 和也

高校生・受験生の皆様へ

現代のインターネットやIoT、AIなどの普及にともない、大量のデータが飛び交う現実世界(フィジカル空間)とクラウド(サイバー空間。コンピュータなどでデータを処理する世界)を相互連関させるCyber Physical System (CPS) の考え方が急速に広まりつつあります。CPSにより創出された知識・価値を現実社会で広く実装し、新たに大きな社会的価値を生み出すデータ駆動型社会を世界に先駆けて実現することが求められています。

佐賀大学理工学部は、2019年に従来の数理科学、物理科学、知能情報システム、機能物質化学、機械システム工学、電気電子工学、都市工学の7学科を理工学科12コースに細分化して、分野の専門性を高める体制をとり、さらにCPSによるデータ駆動型社会の実現に欠かすことのできない知識を学ぶデータサイエンスコースを2023年4月より新たに加えて13コースとなりました。

その後、コロナ禍を経て大きく変化した社会状況と産業界からの新たな要請に対応するため、分野内の専門性を満遍なく身につける教育が行えるよう、2026年度から数理サイエンス、データサイエンス、知能情報システム、化学、物理学、機械工学、電気電子工学、都市基盤工学、建築環境デザインの9コース体制となりました。また、理工学部は2024年8月に文部科学省から「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(応用基礎レベル)プラス」に認定されており、全コースの学生がデータサイエンスに関する複数の科目を必修科目として学びます。この認定を受けた大学は全国で20数大学のみであり、理工学部のカリキュラムが優れていることの証左です。特にデータサイエンスコースでは、データ駆動型社会の中でDX(Digital Transformation|デジタルトランスフォーメーション)推進の中核を担う人材として理学や工学、ビジネスなどの社会の広い分野で活躍できる人材を養成します。そのほかの8コースで学ぶ内容は理工学の根幹・基盤をなすものであり、これからも不可欠であるばかりか、データサイエンスの素養を身につけることで活躍の場が広がるでしょう。言い換えると、理工学科のコースで学ぶ様々な内容のうち、どれかが欠けてもCPSによるデータ駆動型社会の実現や現代社会のさらなる発展なしえず、今後も理工学科のさまざまなコースで学ぶ内容は、人類が地球と共存しつつ発展していくうえで重要なものとなります。よって、理工学科のいずれかのコースでしっかり学んだ学生は、広く将来にわたって社会で活躍できる可能性が高いでしょう。

理工学部理工学科の教育カリキュラムは、産業構造や生活環境のグローバル化、科学技術の細分化・複合化・短命化およびAIや情報関連技術の急速な進展に代表されるような社会構造の大きな変化が起こっている現代社会と未来において、その変化に柔軟に対応できる幅広い教養と理工学基礎力を土台として、複眼的視点・俯瞰的視野から社会の広い分野で活躍できる理工学の基盤的分野を中心とした科学・技術の専門的素養をもつ人材を養成できるよう構築しています。

具体的には、図に示したように、新1年生は、入学直後の前学期に数学や理科、データサイエンスやプログラミングなどの理工学の基礎となる科目について全員同じ科目を受講します。高校で深く学んでいない、もしくは苦手意識があった分野についてもレベルに応じた教育を行い、全員に一定レベル、もしくはそれ以上の知識が身につけられるよう教育を行います。1年次後学期からは各専門分野の基礎および発展的内容を学びます。4年次には大学における学修の総まとめとして卒業研究を行い、研究手法や学んだことを実際に活かす方法を身につけます。卒業後は就職または大学院博士前期課程(2年間)へと進みます。

一般選抜入試入学者は入試時に分野を指定して合格する、いわゆる分野別入試と、入試時には分野を選択せず学部一括で合格し、1年生後期から専門とするコースを決める分野一括入試に分かれます。分野一括入試で合格し入学した学生は、1年次前学期に各分野で最先端の知識を有する大学教員からガイダンスを受けながら、今までに知らなかった知識・興味に導かれつつ、自分の将来を考えながら本当に自分が大学で学びたい内容が学べるコースを選ぶことができます。一方、学校推薦型選抜・総合型選抜の入試では出願時点で希望する分野を指定することができます。

本学では、大学院として理工学研究科理工学専攻博士前期課程(2年間)において9コースを設置し、高度な知識・技術を身につけて社会で活躍できる人材を養成します。さらに理工学研究科理工学専攻博士後期課程(3年間)においては、最先端の研究に対する高度な専門的知識と論理的思考力を持ち、社会のグローバル化に対応できる実践力に富む優れた人材を育成します。

また、博士前期課程にデータサイエンスコースを設置するとともに、博士後期課程には数理・情報サイエンスコースを設け、数理・データサイエンス・AI教育の充実を図っています。大学院においても数理科学、情報、化学、物理学、機械工学、電気電子工学、都市工学に関連したコースが設置されています。現代社会のさらなる発展には、大学院で学ぶ内容はいずれも不可欠であり、今後もこれらコースで学ぶ内容は科学・技術を土台としてより良い社会を築くための重要なものとなります。したがって、大学院でもしっかり学んだ学生は、より広く将来にわたって社会で活躍できる可能性が高まることとなるでしょう。

さらに大学院では、英語で授業を受けることのできるAI・データサイエンス高度人材育成プログラムや、外国人留学生と一緒にすべての授業を英語で学ぶ人材育成プログラムなどを設け、グローバル人材の育成にも力を入れています。

佐賀大学理工学部および理工学研究科は、これまでも社会で活躍する多くの人材を輩出しています。皆さんが何気なく日常で使っている製品(自動車や携帯電話など)において、先輩方が設計・開発したものはたくさんあります。佐賀大学で学ぶことで皆さんの付加価値を高め、社会で活躍するための基盤づくりと将来のビジョンを描いてください。

理工学科の専門分野およびコース(2026年度入学生以降)

理工学科の専門分野およびコース

在学生・保護者の皆様へ

2023年度から新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことにともない、2024年度以降は、ほぼすべての授業を対面で実施しています。さらに、教員がこれまでに作成した動画などの資料を予習・復習用に提供したり、予習を前提とした演習・討論を中心とする反転授業を実施したりと、これまで以上に充実した授業を学生に提供しております。今後も、アフターコロナ社会に柔軟に対応した、より教育効果が上がる授業方法を模索してまいりますのでご期待ください。

卒業生・修了生の就職につきましては、例年ほぼ100%の就職率を達成しております。これまでも就職先の企業からは、佐賀大学生は非常に素直で優秀であり、入社後に頭角を表す人が多いとの評判を頂いております。在学生の皆さんは、日々の授業内容をしっかりと身につけるとともに、社会の要望に応えられるよう、理工系のみならず様々な知識・情報を収集・吸収し、良好な人間関係の築き方などを身につけるなどして佐賀大学を卒業してください。また、保護者の皆様におかれましては、大学を信頼していただき、今後ともご支援を賜れれば幸いです。

地域社会の皆様へ

佐賀大学理工学部は、地域の皆様からも頼りにされる存在でありたいと願っております。公開講座や授業開放などにより、地域の皆様のご要望にも応えていきたいと考えておりますので、是非ご利用下さい。

産業界の皆様へ

佐賀大学理工学部は、数理科学、データサイエンス・情報、化学、物理学、機械工学、電気電子工学、都市工学といった理工学の広い分野をカバーする教育研究を実施しています。CPS (Cyber Physical System)によるデータ駆動社会の実現には、データサイエンス・情報分野のみならず、基盤となる理工系すべての分野の成果が不可欠です。産業界の期待に応えられるような研究成果を生み出し、産業界と積極的に共同研究や受託研究を進めていきたいと考えております。

また、ChatGPTが注目を集めるなど、人工知能を使ったツールが実務でも使えるレベルになりましたが、ツールを使いこなし、得られた結果の真贋を見抜く知識・能力はこれまで以上に必要となり、「人間」がこれからも日本・世界の発展を担っていくことは疑いようがありません。2023年度に設置しましたデータサイエンスコースは、地元企業や自治体などの人材要望に基づいたものです。今後も社会養成を適切に反映して産業界で活躍できる人材を養成してまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いします。また、本学部の卒業生は上述しましたとおり、理工学の基礎知識を十分に身に付けておりますので、幅広い分野での活躍が期待できます。是非とも積極的なご採用をお願いします。

理工学部執行部

学部長 佐藤 和也

副学部長 田中 徹(中期目標・計画,研究,社会貢献,就職,広報)

副学部長 矢田 光徳(中期目標・計画,教育,入試,組織運営)

副学部長 小島 昌一(中期目標・計画,評価,広報)

学部長補佐 福田 修(研究,社会貢献)

学部長補佐 カーンMDイスラム(国際)

執行部