概 要

佐賀大学 理工学部の概要について

概要

理工学部研究会

理工学部では,社会の要請をとらえ、理工学部の特色を活かして、人類社会の発展と福祉に資する先端的研究を育み、あわせて教員相互の有機的なネットワークを構築して組織的な研究活動を活性化するとともに、理工学部の戦略的研究を育成することを目的として理工学部研究会を設置しています。
令和元年度は下記の研究会が設置され、活動を行っています。

理工学部研究会

理工学部研究会一覧

コミュニティデザイン研究会

 地域のコミュニテイは、人口減少・少子高齢化などの問題を抱え、今後の維持に向けた大きな転換期を迎えつつある。また、これは我が国だけでなく、韓国、中国、タイなどのアジア諸国、ドイツ、フランスなどの欧米諸国に共通する課題になりつつある。そのような中で、地域のコミュニティ空間を魅力あるものに維持することは、観光や地場産業などの新旧産業を盛り立て、地域に根ざしたまちづくりを行っていく上でも必要なことである。かかる観点から、本研究会では、地域に根ざしたコミュニティの計画デザイン手法を実践的に明らかにしていくことを目的とする。

メンバー

  • 三島 伸雄 教授
    (責任者)
  • 小島 昌一 教授
  • 後藤 隆太郎 准教授
  • 平瀬 有人 准教授
  • 中大窪 千晶 准教授
  • 宮原 真美子 准教授

ものづくり匠研究会

 理工学部機械工学部門の強みおよび実績を基に、実習工場を拠点に機械工学部門の関連教員と理工学部技術部機械部門の職員が連携して、「ものづくり」の分野で「地域への貢献」「共同研究の推進」および、その役割を担う組織の構築・強化を目的とする。

メンバー

  • 張 波 教授(責任者)
  • 機械工学部門教員
  • 機械工学部門技術職員
  • 池上 康之 教授
  • 木上 洋一 教授
  • 光武 雄一 教授

膝関節シミュレータ開発研究会

 膝関節は、人間の体の中でもっとも複雑かつ最大の関節である。この関節の病気の一例に、変形性膝関節症がある。変形性膝関節症の検査方法は、X線やMRIなどを用いることが一般的である。しかし、これらの検査は、外部から大きなエネルギーを与える必要があること、検査機器が大きくなること、導入コストが高くなることが課題となっている。そこで、膝関節シミュレータを開発・考案し、得られたパラメータを変形性膝関節症の状態の評価に適用する。

メンバー

  • イスラム カーン 准教授
    (責任者)
  • 大島 史洋 准教授
  • 林 喜章 助教
  • 井手 衆哉 准教授

スマート化推進研究会

 典型的な地方都市である佐賀は、少子化や若者の流出、高齢化が進行しつつあり、農業、製造、医療福祉などの多くの分野で問題を抱えている。地域の教育の拠り所である大学は、この問題の解決に貢献するという、都市大学にはない明確な使命を担っている。本研究会では、スマート化というキーワードの下、理工学部の教員・学生が連携し、地域社会に還元できる研究成果を創出することを目的とする。この研究会の活動を通して、地域の皆さまと学生の実践力を鍛錬し、地域社会に貢献できる優秀な人材を育成する。
本研究会では、佐賀地域の注目分野を農水産業、製造業、医療健康福祉と考え、これらをスマート化(AI, IoT, 自律化)により活性化する。理工学部の教育が目指す幅広い教養と理工学基礎力・複眼的視点・俯瞰的視野を具現化し、地域産業界と積極的に意見交換し、積極的な共同研究や受託研究に取り組む。佐賀に必要と思われる小プロジェクトを多数立ち上げ、試行錯誤、切磋琢磨することで、地域産業の課題解決と研究・教育のWIN-WIN関係を構築する方法を研究する。スマート化とは、センサ、ネットワーク、AI、可視化などの高度な情報処理技術により、新しい価値を生み出すことを指すが、このような狭義のスマート化だけに拘らず、地域の現場で真に必要とされる研究開発にも積極的に取り組む。

URL:http://saga-u-smart-project.matrix.jp/wp2/

メンバー

  • 福田 修 教授
    (責任者)
  • 佐藤 和也 教授
  • 和久屋 寛 准教授
  • 山口 暢彦 准教授
  • 中山 功一 准教授
  • 上田 俊 助教